特殊清掃
VOL488 特殊清掃の必要性と費用感とは誰にでも起こる孤独死。
おはようございます。コラム担当のTです。
今月は、11日で震災から10年が経とうとしています。今日も自信が健康で過ごせていることに感謝をしながら、仕事に励みたいと思います。
今日は孤独死に関して
孤独死は、突然訪れます。もし、孤独死が起きれば、思わぬ形の別れに心を痛めることになりますが、現実は待ってくれません。孤独死した現場を、すぐに回復させる必要が生じることもあります。今回は、特殊清掃が必要になる状況について解説します。そもそも特殊清掃がなぜ必要なのか、そしていくらくらいかかるのか、まとめてみていきましょう。
孤独死は高齢者だけじゃない。現場から見る原因や増加の理由
孤独死という言葉から「高齢者」を連想する人が多いでしょう。確かに、実際多くの高齢者が孤独死をしています。しかし近年では、若者の孤独死も大きな社会問題になっています。まずは、孤独死の現場で、若者の孤独死事案が増加している実情と理由を紹介します。
孤独死が増える理由①経済的な事情
若者の孤独死が増えている一つ目の理由は、若年層の経済的な事情です。貧困に苦しむ若者が増えているために、孤独死が増えていると考えられます。
厚生労働白書によると、近年若年層の完全失業率、あるいは非正規雇用の割合は増加しています。再就職は簡単なことではなく、精神的なストレスで世間から距離を置いてしまう人も少なくないでしょう。
孤独死が増える理由②結婚しない若者
二つ目の理由は、晩婚化、未婚者の増加です。結婚しない若者が増加するにつれて、孤独死も増加すると考えられています。
大抵は、20代、30代と体が健康な時期は独身ひとり暮らしでも問題はありません。しかし、やがては生活習慣の乱れなどが原因で生活習慣病を患ったり、想定していないような怪我・病気にかかったりという事態に陥る人もいるでしょう。このような状況に陥ったとき、単身のままひとり暮らしを続けていては、突発的に何か身体的な問題が生じたときに、誰かに助けを求めることができません。
孤独死が増える理由③人付き合いの形の変化
三つ目の理由は、人付き合いの形の変化です。SNSで人間関係を構築する傾向が強くなっているために、孤独死が増加していると考えられています。
SNSを中心に人間関係を構築していれば、実際の近所付き合いは希薄になります。昔と違って、隣に住んでいる人の顔を知らないことはむしろ当たり前の世の中です。このような状況でひとり暮らしをしていると、病気など何かあったときに手の届く範囲にいる人に助けてもらうことができません。
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