特殊清掃
VOL629 ゴミ屋敷を自力で片づけるコツをプロが解説!3
おはようございます。
コラム担当のKです。
ご自身や親族の家がゴミ屋敷状態、もしくは汚部屋(おべや)状態でどうにかしたい…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。近年、ニュースでも取り上げられる「ゴミ屋敷」ですが、ゴミ屋敷が生まれてしまう理由は様々です。また、ご自身でなくてもご実家がゴミ屋敷状態という悩みも多くあります。
今回はゴミ屋敷をなんとかしたいとお考えの方に、片付けのコツをご紹介いたします。その第3弾です。
ゴミ屋敷を自力で片づける方法
それでは、レベル1~軽度の2のゴミ屋敷を片付ける方法を解説いたします。
① 残すものを決める
人によって必要なものは異なりますが、ゴミ屋敷にしてしまった人は、ものへの執着心が強い傾向にあります。そのため何が必要か・要らないかの基準をきちんと設け、分別を行うのがおすすめです。
通帳や印鑑など重要物は捨てないようにしましょう。それ以外のものだと、例えば衣類については、直近1年で着たもの以外は捨てるなど使用頻度を基準に分別するなど割り切りが大事です。
② 片付けのスケジュール・順番を決める
一気にやろうとすると気疲れを起こします。
身体や精神に負担がかかりすぎないように事前にスケジュールを組むことで、気持ちが長続きすることに繋がります。
また、狭い所や普段目に入りやすい場所から片付けることで「片付いた」という達成感や実感が得られやすく、モチベーションを維持しやすいと考えられます。部屋の1区画毎など片付ける場所や量を無理なくスケジューリングしましょう。
行政毎に異なる分別方法やゴミ出しの曜日もしっかり確認し、スケジュールに組み込みましょう。ゴミ捨てのタイミングを失ってしまうことで、今後はまとめたゴミが蓄積されてしまうこともあります。
例えば月曜日が燃えるゴミの日であれば土曜日・日曜日はまずは燃えるゴミをまとめ、月曜日にゴミに出すようにするなど家の中にゴミがある時間を無くす工夫をしましょう。
③ 掃除道具やゴミ袋を準備する
掃除機以外にも、家の中に害虫・菌やウィルスが発生している可能性もありますので、ゴム手袋やマスクを装着して作業することが望ましいです。また自治体によっては指定ゴミ袋がある場合もありますので、そういった場合は指定ゴミ袋を準備する必要があります。
準備すべきもの
- 掃除道具掃:除機・箒/ちりとり・雑巾等
- ゴム手袋:軍手より水分が染みないゴム手袋の方がベター
- マスク:使い捨ての不織布マスクが望ましい
- 殺虫剤:コバエ・ゴキブリ用など
- ゴミ袋:大サイズ、必要であれば行政指定のもの。100枚以上。
- ガムテープ
- 新聞紙等
- 消毒・除菌スプレー
④ ものを捨てていく
片付けは大きく分けて2段階あります。「捨てる」ことと「掃除(清掃)」をすることです。
まずは最初に決めた分別ルールに従って、ものを捨てていきます。小さなゴミよりも、大きめのゴミから捨てていきましょう。大きなものが無くなっていくと、減り具合もわかりやすいため、おすすめです。
害虫が発生している場合は、作業前に殺虫剤を焚くなど害虫駆除をしましょう。
ゴミ袋にまとまったら順次、各曜日のごみ収集日に出す、ゴミ収集センターに持っていくことで総量を減らします。
⑤ 部屋を掃除する
片付けが済んだら掃除も行いましょう。
害虫が発生した場所は生ゴミなどの液が染み込んでいるため、しっかり掃除します。壁や床、畳、柱などが水分等でひどく傷んでいる場所については交換も視野に入れましょう。
換気を行い、掃き掃除だけでなく、菌やウィルスを除去するために除菌や消毒も行います。
ゴミ屋敷を自力で片づけるためのコツは?
片付けをする上で注意したいポイントをいくつか紹介します。
1日で一気に片付けようとしない
ゴミ屋敷の片付けは身体的にも精神的にも負担がかかりますので、一気に片付けようと思わずに場所や量で区切ってスケジュールをたて、計画的に行うのが良いでしょう。
家族・親族・友人などサポートしてくれる人がいる場合には、手伝える時間を事前に確認してスケジュールを組むことが大切です。
大きい物や狭い場所、普段目に付きやすい場所から片付けることで達成感や実感を得ることができモチベーションを維持しやすいと思います。
いつか使うかも⇒1年以上使っていなければ捨てる
残すものと捨てるものの分別は、その時1つ1つ判断していると分別だけで相当の時間を消費してしまいます。分別ルールは片付け前に基準を設けて行う方が効率的です。事前に基準を設けるだけで分別にかかる時間が大きく減るのでぜひ取り組んでみてください。
分別ルールが決められないという方は、ものの使用頻度毎に分類する方法があります。使わなかった期間の基準を3か月、6ヵ月、1年など変えることで無駄なものを更に減らすことができると思います。
いつか使うかもと思った物は、ほとんどが使わないです。迷ったら捨てるくらいの気持ちが大事です。
捨てるのはもったいない⇒フリマで売る
捨てられないものの中には、「使わないけど高かったから捨てられない」「人からの頂き物だから捨てられない」といったものもあるかと思います。
そういったものは、残す・捨てる以外に「売る」という選択肢がおすすめです。
年式の浅い家電や貴金属類などは買取してくれる業者もありますので、まずは相談してみましょう。
そのほか、フリマアプリやジモティーのような利用者同士の交流サイトなどで、業者が買い取ってくれないような物についても買い手がついたり、無料で引き取ってくれたりすることもあるので利用してみるのも良いでしょう。
ただし業者への買取希望については注意すべき点があります!
不用品の買取については、まだ使えるもの=買取できるものではないということです。まだ使えるものであっても、中古でそれを買いたいと思っている人がいないものは買取対象にはならないことがほとんどです。
また、中古で買いたい人がいるものであってもその金額が3,000円を下回る場合も、買取対象になりにくいのです。不要なものを再販するためには様々なコストが発生するため、売値が付くものもあれば、よくて無料での引き取りになるものもあります。
自治体で粗大ごみを処分するとなると、お金を払って処分することになります。無料引き取りをしてもらえば、処分にかかる出費を抑えられ、かつ家のものは処分できることは大きなメリットになります。
劣化・故障しているものは捨てる
劣化・故障しているものについては、ご本人も使わないですし、前述の買取基準でみても、買いたいと思う人はいないため処分しましょう。割り切ってしまうことで仕分けの速度があがります。
片付けをする事で、不思議なもので普段の日常的な生活が 大きな変化をもたらしてくれます!
弊社のスローガンである「人のため」「地域のため」「社会のため」使命を持って立ち向かいます。
まずはご来店、電話相談、承ります。
本日は有難うございました。
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