空き家管理
VOL121 空き家管理の方法と空き家管理代行サービスって何?
空き家にはどんな管理が必要なの?
誰も住んでいないのなら放っておいても問題無いと感じる人もいるかもしれませんが、実は誰も住んでいない空き家の方が老朽化が早く、何もせずに放置したままにしていると気づいた時には手遅れになっている事があります。
老朽化防止に必要な管理
空き家の管理の方法は沢山ありますが、管理するポイントをしっかりおさえておかないと老朽化を食い止める事はできません。
換気
空き家が老朽化する一番の原因は湿気だと言われています。
誰も住んでいない空き家は、家の中に湿気が溜まってしまい、溜まった湿気が家を腐らせてしまいます。
そのため定期的に換気をして、湿気を逃がしてあげる事が必要です。
また、換気をする際はクローゼットや押し入れ、靴箱など湿気が溜まりやすそうな場所を徹底的に開けて換気した方が効果的です。
通水
水道を使わずに放置していると中の水道管が錆びて、破裂してしまう事があります。
それだけでなく、長い間水道を使わないと水道管の中の水が蒸発して乾いてしまい、下水管からの空気が直接流れ込んで悪臭の原因にもなります。
最悪の場合、そこからネズミや害虫が侵入してくる事もあります。
そこで、空き家でも定期的に通水をして、異変が無いかのチェックをする必要があります。
最低でも1ヶ月に1回以上は通水の確認をして下さい。
この時、水の出は悪くないか、錆びが混じった赤茶色の水が出ないかなどに注意して、1分程度水を出しっぱなしにします。
これだけでも水道管に新しい水が送りこまれて乾きの防止できますし、錆びや異変が無いかを確認する事ができます。
除草
庭の雑草は放っておくと勝手に伸びてしまうので困ります。
「草刈りしなきゃ」と頭をよぎる事があっても、ついつい先延ばしにしてしまいがちですがちですよね。
しかし、そのまま放っておくと、庭に生い茂った雑草が害虫たちの格好の住み家になってしまいます。
大量に発生した害虫は、最悪の場合近隣にも被害を及ぼす事があります。
そうならない為にも庭の除草は大切です。
さらに、自分の家から飛び出した雑草や樹木は隣の家の人が勝手に切ることが出来ないので、場合によっては近隣トラブルに発展してしまう事もあります。
遠方に住んでいてなかなか空き家の除草ができないという場合は、防草シートなどを活用して草が生えにくい状況を作っておくと安心ですね。
雨漏りのチェック
空き家の雨漏りを放置すると、壁や畳に大量のカビが発生したり、天井や柱の木造部分を腐らせる原因になります。
もし雨漏りをしていれば天井にシミがあったり、壁紙の一部が剥がれている事があります。
空き家を見に行くときには忘れずにチェックするようにして下さい。
とはいえ、雨漏りは目に見えないところで進行しているので発見した時には既に症状が悪化している場合もあります。
ある日突然、押し入れやクローゼットにカビが発生していたり、部屋に入った時に悪臭がしていていたら要注意です。
もしかしたら雨漏りしているかもしれません。
防犯上の管理
長い間放置されている空き家は、犯罪の危険にもさらされています。
空き家に知らない人が住み着いていたり、空き家が放火の被害に遭ったという事例は少なくありません。
最後に・・・・・・・・・・・・
今は住んでいなくても家には価値があります。
価格的な価値はもちろんですし、思い出などの値段が付けられない価値もあります。
売却したり解体したりという判断が難しいのであればひとまず、管理サービスに依頼して今後空き家をどうするかゆっくり考えるのも一つの手段です。